「お店の前まで来たのに、なぜか入らずに通り過ぎられてしまう…」
それ、料理の魅力ではなく“来店前の不安”が見えないまま残っているのが原因かもしれません。
この記事では、インド料理店でよくある「初めての方の迷い」をほどくために、どなたにとっても失礼のない、安心感の伝わる表現6つと、店頭・メニュー・Googleでの置き方を具体例つきでまとめます。
English version is available here:
https://www.the-n.jp/en/column/indian-restaurant-first-visit-friendly-en/
なぜ「気になるのに入りにくい」が起きるのか
このセクションの要点
初来店の方は「価格・辛さ・注文方法・雰囲気」が見えないと迷いやすいです。
短い“ひと言”で見える化すると、入口のハードルが下がります。
初めてのお客様が入口で迷うのは、「良いお店かどうか」ではなく、“自分が困らずに利用できるか”が想像しづらいからです。
ここを丁寧に補うことは、文化や国籍に関係なく「ホスピタリティ(おもてなし)」そのもの。誰にとっても心地よい配慮になります。
初めての方が迷いやすい5つのポイント
- ■
価格の目安が分からない(ランチ/ディナーの相場) - ■
辛さが心配(調整できるか、どのくらい辛いか) - ■
注文方法が想像しづらい(セット/単品、おすすめが分からない) - ■
言葉の不安(相談や確認がしやすいか) - ■
店内の雰囲気(一人/家族でも入りやすいか)
(出典:Google Business Profile ヘルプ:ビジネス情報を編集)
初来店の方が“安心して入れる”表現6つ(失礼のない言い回し)
このセクションの要点
表現は「決めつけ」ではなく“配慮の見える化”として書きます。
6つを揃えるだけで、入口の迷いが減りやすくなります。
ここからは、店頭POP・メニュー・Google(ビジネスプロフィール)にそのまま使える短文テンプレです。
どれも相手をラベリングせず、誰が見ても自然な表現に整えています。
①「はじめての方も大歓迎です」(入口の背中を押す)
- ■はじめての方も大歓迎です
- ■おすすめセットをご用意しています
②「辛さはお好みに合わせて調整できます」(不安を“選べる安心”へ)
- ■辛さはお好みに合わせて調整できます(例:0〜5)
- ■辛さ控えめも可能です。お気軽にお声がけください
③「写真つきメニューをご用意しています」(注文の迷いを減らす)
- ■写真つきメニューをご用意しています
- ■セット内容が分かりやすいメニューです
④「日本語でのご案内も可能です」(言葉の不安を“サポート”に変える)
- ■日本語でのご案内も可能です
- ■指さし注文も歓迎です
⑤「ランチ/ディナーの目安」「キャッシュレス対応」(来店前の確認を一発で)
- ■ランチ:¥___〜/ディナー:¥___〜
- ■各種キャッシュレス決済に対応しています(カード/電子マネー/QRなど)
⑥「おひとり様歓迎」「ご家族連れも安心」(利用シーンをイメージできる)
- ■おひとり様も歓迎です
- ■ご家族連れでも安心してご利用いただけます
| 表現(短文テンプレ) | おすすめ設置場所 | 解決できる迷い |
|---|---|---|
| はじめての方も大歓迎 | 入口/Googleの投稿 | 「入っていいのかな?」 |
| 辛さは調整できます | メニュー/卓上POP/Googleのメニュー写真 | 「辛すぎたらどうしよう」 |
| 写真つきメニューあります | 入口/メニュー/Web | 「何を頼めばいい?」 |
| 日本語でのご案内も可能 | 入口/Googleの概要 | 「確認したいけど言いづらい」 |
| ランチ/ディナー目安・決済対応 | 入口/Google(情報・属性) | 「予算と支払いが不安」 |
| おひとり様歓迎・ご家族OK | 入口/Googleの投稿 | 「自分の状況で使える?」 |
効果を出すコツは「どこに置くか」:入口・メニュー・Googleの3点セット
このセクションの要点
「入口=一瞬で安心」「メニュー=迷いを解消」「Google=来店前の最終確認」。
同じ表現を3箇所に揃えると伝わりやすくなります。
(1)入口:3秒で伝える(短文+大きな文字)
入口は、長文よりも短くて読みやすい言葉が効果的です。
例:「はじめての方も大歓迎」+「辛さ調整できます」
(2)メニュー:不安が出る場所に“先回りの説明”
辛さ・セット内容・おすすめは、迷いが出やすいポイント。写真+短い補足で十分伝わります。
例:「辛さ:0〜5(0は控えめ)」「人気No.1:バターチキン(初めての方におすすめ)」
(3)Google(ビジネスプロフィール):来店前の“最終チェック”を整える
多くの方は来店前にGoogle検索やGoogleマップで営業時間・写真・価格感・支払い・雰囲気を確認します。
ビジネス情報の更新、属性(支払い方法など)、投稿、写真の追加は公式機能として案内されています。
(出典:Google Business Profile ヘルプ:ビジネス情報を編集/
属性の管理/
投稿の作成と管理/
ビジネスプロフィールの写真のヒント)
デザインのコツ:文章を増やすより“見え方”で伝える
このセクションの要点
安心は「情報量」より読みやすさ(余白・文字サイズ・写真)で伝わります。
小さく整えるだけで印象が変わります。
やりがちなNG(もったいない例)
- ■入口POPが長文で、立ち止まらないと読めない
- ■文字が小さく、夜や雨の日に見えない
- ■写真が暗い/ブレていて、清潔感や雰囲気が伝わりづらい
最小の改善セット(今日からできる)
- ■入口は2フレーズまで(例:初めて歓迎+辛さ調整)
- ■写真は明るく(料理アップ+店内の雰囲気が分かる1枚)
- ■Googleには外観・内観・料理を揃える(方向違いの外観写真が推奨されています)
(出典:Google Business Profile ヘルプ:写真のヒント/
写真と動画の管理)
ChatGPT / Geminiで“安心ワード”をお店に合わせて作る(時短テンプレ)
このセクションの要点
お店の特徴を入力すれば、入口POP・メニュー説明・Google投稿文を整形できます。
ただし最終チェックは必ず人の目で行いましょう。
the N では、文章の素案づくりにChatGPT と Geminiをよく使います。
ここでは「失礼のない言い回し」を維持しつつ、用途別に量産するためのプロンプト例を置いておきます。
コピペ用プロンプト(入口POP/メニュー/Google投稿)
あなたは飲食店のコピーライターです。
以下の店舗情報をもとに、「初めての方が安心できる」表現を、失礼のない丁寧な日本語で作ってください。
【店舗情報】
・店名:____
・場所(例:江戸川区):____
・価格目安:ランチ__円〜/ディナー__円〜
・辛さ:0〜5(調整可/不可):____
・人気メニュー:____(初めての方におすすめがあればそれ)
・支払い:現金/カード/電子マネー/QR:____
・客層:おひとり様/家族連れ/テイクアウト:____
【出力してほしいもの】
1) 入口POP用(7〜15文字×3案)
2) メニュー補足(2行×3案:辛さ/セット説明/おすすめ)
3) Google投稿(90〜120文字×2案:丁寧で読みやすく)
※相手をラベリングする表現(「日本人向け」等)は使わず、誰が見ても心地よい言い回しにしてください。
なお、Googleのビジネスプロフィールに投稿する内容は、プロフェッショナルで、敬意ある表現が推奨されています(誤字や不要な文字列、攻撃的表現などを避ける等)。
(出典:Google Business Profile ヘルプ:投稿の作成と管理/
投稿コンテンツのポリシー)
よくある質問 (FAQ)
このセクションの要点
“配慮の見える化”は、特定の誰かのためではなく全員にとって親切な設計です。
気になる点はFAQで先回りして解消しましょう。
Q. 「日本語でのご案内も可能です」と書くのは失礼になりませんか?
A.
「〇〇ができない人がいる」という前提ではなく、“サポートできます”という案内として書けば自然です。併せて「指さし注文歓迎」など、誰にとっても便利な表現にするとより柔らかくなります。
Q. 価格帯を出すと安く見えませんか?
A.
価格は“安さ”ではなく安心の材料です。「ランチ¥___〜」のように目安を出すだけでも、来店前の不安が減ります。高品質なお店ほど、写真と一緒に出すと印象が整いやすいです。
Q. まず何から始めるのが効果的ですか?
A.
入口に「初めて歓迎+辛さ調整」の2つを置き、Googleに外観・内観・料理写真を揃えるのが最短です。次に「価格目安」「支払い」を追加すると、来店前の迷いがさらに減りやすくなります。
まとめ:初来店を増やす鍵は「安心が伝わる設計」にあり
このセクションの要点
表現6つを、入口・メニュー・Googleに揃える。
それだけで「気になるのに入れない」を減らせます。
インド料理店の魅力は、味だけではありません。香り、温かい接客、空気感——すべてが強みです。
だからこそ、入口で迷っている方に向けて、“安心のサイン”を短く、分かりやすく置いてあげるだけで、初来店の流れが変わります。
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