最終更新日:2025年12月05日
「お客様の髪をカットしている時間は楽しいけれど、その後のSNS更新や事務作業が正直しんどい…」
江戸川区でサロンを経営されているオーナー様から、そんな本音をよく耳にします。営業終了後の疲れた体でスマホを握りしめ、「今日のインスタ、何を書こう…」と悩む時間はもったいないですよね。
最近ニュースでよく聞く「AI(人工知能)」ですが、実はIT企業だけのものではありません。小さな美容室こそ、AIを「無料の新人アシスタント」として雇うべきなのです。
今回は、難しい知識は一切不要! 2025年現在、業務のスタンダードになりつつある「Gemini(ジェミニ)」や「ChatGPT」を活用して、明日からお店の集客に使えるテクニックを3つに絞ってご紹介します。
なぜ今、小さな美容室にこそAIが必要なのか?
このセクションの要点
大手サロンのような広報担当を雇えない個人店こそ、AIを活用すべきです。事務作業やSNS投稿にかかる時間をAIで大幅に短縮し、空いた時間を「接客」や「技術向上」に充てることで、サロンの本質的な価値を高められます。
大手サロンのように、広報担当のスタッフを雇ったり、高額な広告代理店に依頼したりする予算は、個人店や小規模サロンにはなかなかありません。
しかし、AIを使えば、これまで1時間かかっていた「文章作成」や「写真加工」が、わずか数分で終わります。AIに任せる目的は、手抜きをすることではありません。空いた時間で、オーナー様が「接客」や「技術向上」という、人間にしかできない仕事に集中するためです。
では、具体的に何をすればいいのでしょうか? スマホ一つでできるアクションを厳選しました。
1. インスタ投稿の「文章」と「ハッシュタグ」を考えてもらう
このセクションの要点
文章作成が苦手なオーナーでも、AIに条件を伝えるだけで投稿文が完成します。GeminiやChatGPTを使えば、ターゲットに響く言葉選びや、効果的なハッシュタグの選定までを一瞬で行ってくれます。
せっかく素敵なヘアスタイルの写真を撮ったのに、「文章が思いつかない」という理由で投稿が止まっていませんか?
対話型AIの「Gemini」や「ChatGPT」を使えば、写真に添える文章を代わりに考えてくれます。使い方は、LINEで友達に頼むように指示を出すだけです。
【AIへの指示の出し方(例)】
「私は江戸川区にあるアットホームな美容室のオーナーです。以下の条件で、Instagram用の投稿文章を作ってください。
・ターゲット:30代〜40代の主婦
・内容:新導入した『髪質改善トリートメント』の紹介
・雰囲気:親しみやすく、共感できる感じ
・ハッシュタグ:江戸川区に関連するものを含めて10個」
これだけで、AIが数秒で叩き台を作ってくれます。あとはオーナー様が語尾を少し直すだけで投稿完了です。
2. 暗い店内写真も一瞬で「映え写真」に補正する
このセクションの要点
プロ用ソフトは不要です。「Canva」などのAI搭載アプリを使えば、ワンタップで明るさを調整したり、背景の不要なものを消したりできます。清潔感のある写真は信頼獲得に不可欠です。
「お客様に許可をいただいて撮影したけれど、店内が少し暗くて髪のツヤが伝わらない…」という経験はありませんか?
Photoshopなどの難しいプロ用ソフトは不要です。現在は「Canva(キャンバ)」などのデザインアプリや、スマートフォンの写真アプリ自体に優秀なAIが搭載されています。
- 明るさ自動調整: ワンタップで、プロが照明を当てたような明るさに補正。
- 不要なものの削除: 写真の端に写り込んだタオルやワゴンの角を、AI(マジック消しゴム機能など)が違和感なく消してくれます。
清潔感のある写真は、お店の信頼度に直結します。AIの力で「実物の美しさ」を正しく伝えましょう。
3. お店の「ブログ・ニュース」の下書きを書かせる
このセクションの要点
ブログの更新が止まっていると機会損失になります。Google検索に強い「Gemini」を使えば、季節のトレンドを踏まえた記事構成案をすぐに作成できます。AIが下書きし、オーナーが想いを足す分業が効率的です。
ホームページのブログ、「最終更新日」が1年前になっていませんか? 更新が止まっていると、お客様に「このお店、まだやっているのかな?」と不安を与えてしまいます。
ここでもAIが役立ちます。特にGoogleの情報に強い「Gemini」を使えば、「2025年冬 ヘアケア トレンド 記事の構成案を出して」と投げかけるだけで、最新情報を踏まえた記事の骨組みを作ってくれます。
| 作業プロセス | AIの役割 | オーナーの役割 |
|---|---|---|
| ネタ探し | 季節に合わせたテーマを提案 | 採用するか選ぶ |
| 執筆 | 下書き(8割の完成度)を作成 | お店の想いや独自のエピソードを足す |
■【重要】AIは「完璧」ではありません
とても便利なAIですが、注意点もあります。AIは時々、もっともらしい顔をして嘘をつくことがあります(これを「ハルシネーション」と言います)。
例えば、商品の成分や価格など、事実に関わる部分は必ずオーナー様の目でチェックしてください。あくまで「優秀なアシスタント」であり、最終責任者は「店長であるあなた」です。
まとめ:AIの力を最大化するなら、「統一されたデザイン」が鍵
AIを使えば、SNSの投稿文や簡単な画像補正は自分たちでできるようになります。しかし、お店のブランド力を高めるためには、デジタルとリアル、両方の見栄えを統一することが欠かせません。
- 「SNSは綺麗なのに、お店の前のポスターやチラシは手作り感満載…」
- 「AIで加工した写真は良いけど、ホームページのメイン写真がピンボケしている…」
これでは、お客様に「ちぐはぐな印象」を与えてしまい、信頼を損ねてしまいます。AIで日々の効率化を図りつつ、ここぞという「お店の顔」となるクリエイティブは、プロに任せてみませんか?
よくある質問(FAQ)
Q. AIツールは無料で使えますか?
A. はい、基本的には無料で始められます。「ChatGPT」「Gemini」「Canva」はいずれも無料プランがあり、美容室の投稿作成レベルであれば十分実用的です。
Q. パソコンが苦手でもスマホだけでできますか?
A. 可能です。今回ご紹介したツールはすべてスマートフォンアプリが用意されています。移動中や休憩時間にスマホ一つで作業を完結させることができます。
Q. AIで作った文章の著作権はどうなりますか?
A. 各ツールの規約によりますが、一般的にユーザーが作成したコンテンツの商用利用は認められています。ただし、そのまま使うのではなく、必ずご自身の言葉でリライトすることをおすすめします。
Web・チラシ・撮影…
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