産業ときめきフェアの出展準備|商談につなぐチラシ・パネル・QR導線

展示パネルとチラシ、製品サンプルを組み合わせ、商談につなぐ出展販促物の準備を表したイメージ

出展準備は、事前告知から問い合わせまでを一つにつなぐ

第28回産業ときめきフェアは、2026年11月20日・21日にタワーホール船堀で開催されます。区内外の企業が製品や技術を紹介し、ものづくり体験なども行われる催しです。来場者には商談を考える人だけでなく、地域の方や家族連れも含まれます。主催者の開催案内と江戸川区の案内を確認し、自社が会場で話したい相手を絞って準備します。

製造業や加工業の出展であれば、まず「どのような相談を持つ相手に、どの技術を伝えるか」を一文にします。会社紹介を全部載せるより、今回の出展で受けたい相談を決める方が、制作物に必要な情報を選びやすくなります。

パネルとチラシに、違う役割を持たせる

制作物・接点 役割 用意する情報 確認すること
事前告知 会場で話す理由を作る 出展日、紹介する製品・技術、会場案内へのリンク 相談したい相手へ届く媒体があるか
展示パネル 通りかかった人に何の展示か伝える 主力の技術、対象となる課題、代表的な製品写真 離れた位置でも主題を読めるか
配布チラシ 持ち帰って社内で検討できる材料を渡す 対応範囲、相談できる内容、連絡先、QR 誰が何を相談する資料か分かるか
技術・製品ページ 会場で聞いた内容を確かめる 写真、仕様の説明、対応条件、相談先 チラシに載せた内容と矛盾しないか
問い合わせフォーム 次の相談を受ける 相談種別、連絡先、相談内容 送信後に担当者が受信・返信できるか

表はthe Nが出展準備のために作成した整理例です。主催者が指定するパネル寸法や設置方法を示すものではありません。出展者向けの案内を確認し、必要なサイズや入稿条件を制作会社と共有してください。

たとえば、加工業の出展なら、パネルは「何を加工できるか」とその写真を中心にし、チラシには対応材料、相談時に必要な図面や情報を載せる構成が考えられます。これは架空の構成例です。自社が対応できる範囲を確認してから記載し、未確認の精度や納期を宣伝文句にしないようにします。

QRコードの先に、相談できるページを用意する

チラシのQRから会社トップページへ移動した後、来場者が会場で見た製品を探し直す構成だと、次の行動が分かりにくくなります。出展で紹介した技術のページを案内し、同じページから問い合わせへ進めるようにします。

ページに置く内容は、出展担当者が会場で説明する内容と合わせます。写真だけで判断できない対応条件は文章で補い、詳しい条件は相談できるようにします。資料が必要な場合も、担当者が実際に渡せるものだけを案内します。

フォームは、自社が返信するために必要な項目を選びます。相談内容を自由記入にする場合は、「検討している加工」「使う材料」「希望時期」など、何を書けばよいか分かる例を添えると入力の助けになります。添付ファイルを必須にするかは、初回の相談で本当に必要かを決めてから設定します。

QRを読み取れることだけで確認を終えず、スマートフォンで次の流れを通します。

  1. 印刷する原寸に近い状態でQRを読み取る。
  2. 出展した技術や製品の情報が表示されることを確認する。
  3. 問い合わせフォームの必須項目と説明を確認する。
  4. 管理者が許可したテスト内容で送信し、担当者への到着を確認する。
  5. 自動返信や送信完了画面で、次に何が起きるかを確認する。

送信テストを行う際は、フォーム管理者と受信担当者に目的を共有します。展示会の案内と無関係な営業連絡を増やすためのフォームにしないことも、運用を決める際の確認事項です。

写真と原稿を、入稿前にそろえる

製品の形が分かる写真、使い方を説明する写真、加工や製造の様子が分かる写真は、同じ役割ではありません。今回の相談を受けるために必要な写真を選び、掲載先を撮影担当へ伝えます。

パネルにも使う写真は、撮影後の切り抜きや配置を想定します。画面上で見えるだけでなく、印刷したときに主題が伝わるかを、デザインの原寸に合わせて確認しましょう。素材が足りない場合は、既存写真を全部並べる前に、どの情報を新しく撮るべきかを整理します。

制作会社への相談時には、次の準備表を使えます。

準備項目 決める内容 確認する相手
出展の目的 受けたい相談と話したい相手 営業・出展担当
主力の展示 今回伝える製品・技術、説明する条件 製品・技術担当
会場の規定 サイズ、設置、配布に関する条件 主催者の出展案内
素材 ロゴ、写真、原稿、使用できる資料 社内の管理担当
事前告知 掲載媒体、告知内容、公開する順番 広報・営業担当
問い合わせ 遷移先、必須項目、受信・返信担当 Web・営業担当
納品と入稿 印刷会社、確認日、納品形式 制作・印刷担当

納期はデザイン制作だけでなく、社内確認、撮影、印刷、会場への持ち込みまで含めて逆算します。必要な制作物が決まっていない段階でも、出展日と現在ある素材を伝えれば、先に決めるべき項目を相談できます。

チラシ・資料のグラフィック制作と写真・動画制作を同じ目的で整理すると、紙と写真の役割をそろえやすくなります。問い合わせ先まで用意する場合は、Web制作の担当にも早い段階で共有します。

よくある質問(FAQ)

Q. チラシを先に作って、Webページは後から用意してもよいですか?

A. QRの遷移先と受けたい相談を先に決める方が、紙に何を載せるかを整理しやすくなります。印刷前には実際のページでQRとフォームを確認してください。ページが間に合わない場合も、実際に対応できる連絡方法を決めて掲載します。

Q. 大きなパネルや高価な写真を用意すれば、商談が増えますか?

A. 制作物だけで商談数は保証できません。伝える相手、紹介する技術、会場での説明、会場を出た後の判断材料がそろっているかを確認します。サイズや撮影方法は、その目的と出展規定に合わせて決めます。

Q. 産業ときめきフェア以外の展示会でも使えますか?

A. 準備表の考え方は使えます。開催案内、出展規定、来場者の傾向はイベントごとに確認し直してください。表は主催者の公式な出展マニュアルではありません。

出展の目的を、制作と問い合わせに引き継ぐ

参考情報

  1. 産業ときめきフェア in EDOGAWA(産業ときめきフェア実行委員会・2026-09-27参照)
  2. 第28回産業ときめきフェアinEDOGAWA(江戸川区・2026-09-27参照)